yamamba’s diary

日朝国交正常化なくして、拉致問題の解決はなし

山本議員の国会質問と安保法制を巡る議論(BLOGOS 2015年7月コメント)

何はともあれ、まずこの痺れるビデオを見よう。

山本太郎事務所編集】Taro Yamamoto 2015.8.19①安保特「今回の安保法案は、第3次アーミテージ・ナイ・レポートの完コピだ!」

www.youtube.com 

田中龍作:【安保法案】山本太郎議員「原発にミサイル攻撃の想定なし」

https://blogos.com/article/125347/

 ◆2015年07月30日 16:10
ホント、ネトウヨ君達のロジックに対する理解力というのは、最低ですなあ。(笑
安倍政権が、さかんに北朝鮮のミサイルの脅威を喧伝し、国民の恐怖を煽り、その安全対策と称して安保法制の改定を主張しているのだから、それ程脅威だというなら、原子力発電所へのミサイル攻撃の対策なども「想定内で」きちんとできているのですか?・・という山本太郎議員の質問は余りに当然でしょう。

そんな「とんでもない仮定の話」に答えられないというなら、政府の提案する安保法制そのものが、とんでもない仮定の話、虚構の話の上に作られている事になります。
結局、安倍政権はアメリカとの軍事同盟の強化(すり寄り)の一つの口実に、中国の脅威や北朝鮮の脅威を騒ぎ立てているだけ、つまり口先だけの話なのです。その事が、今回の安倍首相の答弁で、北朝鮮弾道ミサイルの脅威を言いながら、その具体的で有効な対策を持っていない事を自己暴露し、論理的な破綻を証明しているのです。

もち論、日本政府は高額な予算を使って、ミサイル防衛システムを構築している事になっています。(イージス艦、PAC-3等)それなら、山本議員の質問に、安倍首相はこう答えればよかったのです。

 >大丈夫ですよ、原発に飛んでくる北朝鮮弾道ミサイルは、アメリカ軍と共同して、全部日本海上で撃ち落として見せますので、ご心配は無用です」と。

 しかし、その様に答えられないという事は、政府としてホンキの本気で北朝鮮のミサイル脅威など考えていない、という事なのです。「平和惚け」というのはなく、それが現実なんです。核弾道ミサイルが日本列島に飛んできたらほとんど防御のしようがない。数百万人が死ぬでしょう。あとは報復戦争があるのみです。 だから、「国民の命と安全を守る為」と称して出されている安保法制のインチキぶりが、炙り出されたのです。

山本太郎議員、Good Job!!ですね。

 

◆2015年07月30日 17:14

よもぎねこさん
>つまり日本の原発がミサイル攻撃を受けると言うことは、つまり9条なんぞあっても日本が戦争に巻き込まれない保証はないと、山本議員も理解しているのでしょう。

それはそうです。安倍政権は、「9条なんぞあっても」それを無視して、集団的自衛権名目で外国の戦場に自衛隊を派遣しようとしているのですから、「日本が戦争に巻き込まれない保証」など全くありません。

>だったら並みの知能があれば当然でしょうが、ミサイル攻撃を受けない為には、日本が先制攻撃をして敵ミサイル基地を破壊する事ができるように、法改正をするべきでしょう。

安倍政権が提案した今度の安保法制には、そういう「先制攻撃」の意図があるという事をお認めになるわけですか? しかし、先制攻撃は国際法上違法行為になりますが、別に違反行為でも構わないとお考えですか?

>つまり憲法を改正して、普通の国としての軍事行動をとれるようするべきなのです。

普通の国は、どこでも先制攻撃という軍事行動を取るとお考えですか?

>だって日本本土がミサイル攻撃を受けると言うのは、本格的な対日侵略戦争が始まると言う事です。

この場合ミサイルは原発だけに落ちるとは限りません。 日本が先制攻撃を仕掛ければ、それに対して相手国が自衛権行使を宣言して、日本に反撃してくるだろう事は当然予想される事です。

>都市にも落ちるのです。 その時大量の人が死ぬのを放置しておいてよいわけはないですからね。

それは、日本の先制攻撃をうける相手国でも、状況は同じようなものになる事が予想されます。

  

山本太郎:2015.7.30 安保特「原発への弾道ミサイル着弾の影響について~想定していません」https://blogos.com/article/125505/

 ◆2015年07月31日 10:34
大変「非現実的」なお話なのですが、兎にも角にも、安倍政権はこれまでの平和憲法の呪縛から脱却し、日米軍事同盟をより一層強化し、戦時に備えた国内法制を施行し、(そしておそらくは)自衛隊の強面の攻撃能力を高めれば(←これは明言していない)、日本周辺の仮想敵国(中国、ロシア、北朝鮮等)は、その日本国の重大な覚悟と戦力に恐れおののき、わが国に軍事的攻撃を仕掛けるなどというハレンチ、かつ無謀な計画を思いとどまるだろう・・・・それが抑止力を高める今回の安保法制の目的であ~る、こう説明されておるわけです。

 

この【抑止力理論】は、国民大衆にとっても分かり易い。その証拠にこのBLOGOSの代表的ネトウヨ論客の皆さんも、大概がこの説明に納得し、安倍政権のプロパガンダに一役買っておられます。 それはまた「戦争をしなくても済む」理論なので、これまでの平和主義の日本路線とも矛盾しません。彼らネトウヨ君らは左翼の平和主義路線は大嫌いだけども、やはり戦後70年の日本の平和的環境に馴染み、それなりに愛着をもっているわけですね。(笑

【戦争を抑止するための戦争準備】・・・一言で言えば、これが今回の安保法制の要諦であります。左翼は安倍首相が戦争を望んでいるとか言っているがそれは間違いである、戦争をやらせない為にこそ、国民の平和と安全を守る為にこそ、安倍首相はさまざまな妙策を考えているのである、・・・と、ネトウヨの皆さんは力説されるわけですね。 私は、この【ロジック】こそが、嘘だ、詭弁だ、誤魔化しだ、ペテンだ、落とし穴だ、と思うわけです。

この文脈では、一つだけ重要な「問い」が抜けているのです。
つまり、安倍政権が盛んに吹聴し喧伝している、この「戦争という危機に対する備え」の前提となる、【重大かつ差し迫った(日本に対する軍事的な)脅威】という状況認識が本当なのかどうか、という初歩的な疑問です。
ここで多くの人が思考停止してしまっているわけです。

新聞テレビでは、動乱の世界情勢が毎日の様に報じられいるので、この「差し迫った危機」は本当だ、と皆さん信じて疑わないわけですね。 南シナ海をみろ、東シナ海をみろ、中国共産党政権の居丈高な態度をみろ、北朝鮮の核ミサイル恫喝をみろ、ウクライナを見ろ、中東のテロの蔓延をみろ等々、世界至る所で「重大かつ差し迫った脅威」が日本の玄関口まで押し寄せている・・・・皆さん口を揃えてこう仰るわけですね。(テレビ新聞で見聞きした事をそのまま喋っているのですから、「口が揃う」のは当たり前ですね(^^;;

しかしもし、この重要な状況認識が誤っていたら、それが単なるお馴染みの戦争屋の危機を煽る常套のプロパガンダに過ぎないとすれば、本当はちょっとした主体的努力で簡単に変更できる状況を、テレビ出演の無責任な評論家が宿命論的な状況のごとく語っているとすれば・・・・、どうでしょう? 「戦争を抑止するための戦争準備」というものが全くの徒労であり、むしろ戦争への無用な挑発、危険、国民的憎悪の感情を増幅させているだけだ・・・という事になります。

長~いお話になりましたが(突然、結論です)、今回山本太郎議員は、国会特別委員会の質疑で、こうした安倍政権の【重大かつ差し迫った軍事的脅威】という国民向け政治キャンペーンの嘘とペテンを暴いたという点で(政府が北朝鮮弾道ミサイル攻撃を想定しているという話は虚構だった事を証明)、とってもよい仕事をしたと思います。(^_^)v

 

◆2015年07月31日 22:24

yahoo user 5805bさん

>北朝鮮が、国連との停戦合意を破棄し、南進を始めるという脅威です。 >その場合、当事者を除く、半島にいる邦人を含む西側外国人を救出するのも国連軍。 >その主力国がアメリカ軍だから、その各国の民間人を乗せた艦船の護衛をやりましょうってはなし。

国連軍は、事実上存在しないのも同然ですから(どこかに事務所があり、数人の職員を置いているようですが)余りあてにしてはいけないでしょう。 それと現在、朝鮮半島南部の主権国家である韓国は、その場合、韓国政府の事前了解なしに勝手に日本軍、あ、失礼、「自衛隊」を勝手に入れて貰っては困る、という様なコメントを発表しています。

非常時ですから、自衛隊を自国民の救助活動に出動させることに私も反対はしませんけど、基本的には韓国国内ので出来事ですから、主権国家である韓国の意向を尊重しなければなりません。

それと民間人の輸送を参戦国の軍艦で行う事は、民間人を戦闘領域に巻き込む事を意味しますので、可能であれば基本的に、赤十字旗を掲げた中立国の船舶で行う方が安全と思われます。(米軍艦船に民間人を乗せて撃沈されても、敵国の国際法違反を追及する事は難しくなります。)

>まぁ、外国に行って事件事故に巻き込まれるのは、そこにいた日本人が悪いので、殺されて当然と言うような意見の、やまんばさんに、邦人や外国人の救助するために必要という理由は理解できないとおもいます。

その様な発言をした記憶はありません。外国に居て、自国の軍隊の海外派兵を求めなければ安全が保証されない様な地域には最初から行くべきではなく、行った以上は自己責任だ、という事は言いました。 しかし、今の所、韓国国内への日本人ビジネスマンや旅行者は、主権国家である韓国の警察当局、軍当局によって安全は保証されている、と考えてよいでしょう。

 

(後日記:2018年10月に、シリアの武装勢力に拘束されていた安田純平さんが、3年4ヶ月ぶりに解放されて日本に帰国した当時、安倍政権の応援団のネット右翼は、左翼リベラル派のフリージャーナリスト憎しで、あたかも安田さんが言行不一致で日本政府の救援を求めていたにも関わらず、日本政府に一言の「感謝」の言葉も述べないのは傲慢でケシカランと騒ぎ立てていた。

しかし、安田さんは記者会見で今回の紛争地への渡航について「自己責任」を明言し、一切日本政府に救援を求めてはいなかったし、実際に日本外務省も安田さんの解放の為に具体的活動をほとんど行っていなかった事実を暴露した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190503-00000001-tospoweb-ent
安田純平氏シリア拘束で「日本政府による救出」否定 一連の報道に不満爆発

 

◆2015年08月01日 09:22

Yutaka Oyamaさん
>まず国連の集団安全保障体制が当てにならないのは中国が常任理事国だから。

アメリカもその常任理事国です。拒否権発動の実績では、アメリカが一番でしょう。

 

>で、それ以外の集団的自衛権が戦争抑止になるというのは、その時点での現状維持という体制が整うから。

>その地域の集団安全保障体制で法による支配ということが有効になる。

なにを言っているのか分かりませんね。現実に集団的自衛権で戦争は起きています(ベトナム戦争イラク戦争アフガニスタン戦争等々)。抑止力にはなっていません。また、集団的自衛権と集団安全保障体制は異なった概念です。

 >しかしながらアジア太平洋ではそのような条約機構が存在していない。

無かったら日本が積極的に働きかけて、それを作ればよい。北朝鮮問題で6カ国協議の枠組みができた位ですから、全く不可能ということはない。

 >だから中国が今好き勝手やろうとしているし、そこに国際法の支配を認めないようにしている。

つまり、また厄介な「ならず者国家」が一つ出現した、というわけですなあ。 で、イラクを攻撃した様に、予防戦争でも始めますか?まず先に国際法の支配を壊したのはアメリカですよ。 そのアメリカと軍事同盟を結んで、イラク戦争の反省もしないで、他の国に厚かましく「国際法を守れ」と、よく言えますねえ。
しかし、いろいろなプロパガンダにも関わらず、中国は基本的に国際法の枠組みは遵守していますよ。違法行為をやっているというなら、国連に議題として提訴すればよいのです。

 >まあ人間の屑の小沢一郎信者には認めたくもないだろうが、所詮小沢一郎は自称人民解放軍の野戦司令官である。

「人間の屑」の定義を教えて下さい。私は嫌いな政治家はいっぱいいるが(特に自民党に)根拠もなく「人間の屑」とラベリングした事は一度もありません。

 

山本太郎:2015.7.30 安保特「イラク戦争~日本も戦争犯罪者になる?!」https://blogos.com/article/125505/

 ◆2015年08月01日 17:58

よもぎねこさん
>しかしそれでは本当に他国を助けるのは悪い事なのですか?
>もしそうならドイツがポーランドに侵攻し、更にソ連に侵攻しても、対独戦に参戦したイギリスやアメリカは間違っていた事になります。

そうすると今回の安保法制の改定で集団的自衛権行使を認めるという事は、他国の戦争に、日本も参加する、・・という理解でよろしいですか? 安倍首相は、国会答弁で「武力行使と一体化するような自衛隊の海外派兵はありえない」と繰り返しと言っているわけですが、これはウソの答弁、あるいはあなた自身の考えとは異なる、という事でよろしいですか?

 

◆2015年08月02日 09:05

SUt7hbIEfAさん
>今現在、侵略戦争を各国に仕掛けているのは中国だと思いますが。

え??どんな【侵略戦争】が仕掛けられているのでしょうか?ぜひ具体的に教えて下さい。

 >それをファンタジーだと、できるだけ考えたくないと逃げていませんか?

私からみると、あなたは何かのSFパニック映画の映像でも観てうなされているのではないかと思います。

 >侵略される確率が0だとなぜ思えるのでしょうか?

話が突然飛びますねえ。あなたが言っているのは、「確率」の問題ではなくて、今現実に起きている「侵略戦争」の話ではなかったのですか?

 >その具体的な根拠は?

現に起きている「侵略戦争」の証拠はあなたが示すべきでしょう。 世界の戦争の歴史をみると、「敵が侵略を仕掛けてきた」とか言って反撃の権利(つまり自衛戦争)を主張する側で、しばしば証拠の捏造が行われた事実があります(例えば南満州鉄道爆破偽装事件とか)。安易なプロパガンダに騙されない為にも、きちんとした証拠の提示が必要ですよ。

>そして、もし侵略される事態になった時、あなた方はどういう行動をとられるのでしょうか?

ホラホラ、「もし」の話じゃないでしょ、今現に【侵略される事態】が起きているわけでしょ? その事態が、【存立危機事態】なんだか、【重要影響事態】なんだか、【武力攻撃事態】なんだか、あるいは【グレーゾーン事態】なんだか、ちゃんと説明する必要があるでしょ。日本政府は、それによって「切れ目の無い」細かい対処法(武力行使を含む)を決めようと法案を提出しているわけですから、非常にタイムリーな話題じゃないですか・・・。(笑

 

  室伏謙一:ご都合主義で状況分析能力も戦略的思考が欠如した政権に安保法制を語る資格なしhttps://blogos.com/article/125914/

  ◆2015年08月03日 10:41

>中国や北朝鮮が、川内原発をミサイル攻撃をするメリットってなんなんですか。

常識的に考えると、ほとんどメリットはないと思いますねえ。 川内原発だけではなく、日本の大都市にミサイル攻撃することにもメリットがないと思います。 むしろそんな事をすれば中国や北朝鮮が反撃を受けて、大戦争に発展し、自分の国が潰れることになるデメリットの方が大きいかも知れません。

 しかし、日本政府(安倍政権)は、その可能性はある、「重大かつ差し迫った脅威」として存在すると考えているようです。そこで、常識家の山本太郎議員がその点を疑問として、政府の考えを質したわけですね。

>安倍総理、実際に日本にミサイルを向けている国というのは存在するんですか、教えてください。


>国務大臣中谷元君) 中国、北朝鮮、ロシア、これは我が国に到達し得る多数の弾道ミサイル、これを保有をしております。しかし、それのみをもって我が国の安全に対する脅威と評価しているわけではありません。弾道ミサイルの能力のみならず、その時々の国際情勢、また当該国の言動、行動など総合的な分析、評価が必要となります。
>その上で、政府として、北朝鮮による弾道ミサイル能力の増強等は我が国の安全に対する重大かつ差し迫った脅威と認識をいたしておりますが、これは、まず北朝鮮が国際社会の自制要求にもかかわらず、核・弾道ミサイル開発を継続をしている姿勢を崩していない、そして過去三回の核実験を通じて、核兵器の小型化、弾頭化の実現に至っている可能性を排除できない、そして日本を、大半を射程に入れる数百発もの弾道ミサイルを配備をしている、そして昨今、弾道ミサイルの発射訓練を繰り返している、そして我が国の具体的な都市名を挙げて弾道ミサイルの打撃圏内にあることを強調するなど、挑発的な言動を繰り返していることなどを総合的に分析を評価した結果でございまして・・・(以下略)

 長文の引用で申し訳ありません。 もち論、政府は相手国にどんな「メリット」があるのかまで言及しておりません。動機は不明ですが、兎に角、日本に向けられたミサイル攻撃の準備は相当進んでいると認識しているようです。 そこで政府は、高額な予算を投じて、ミサイル防衛システムを構築したり、今回安保法制を整備し、日米軍事同盟の共同対処訓練を一段と強化したりして、「朝鮮有事」への備えを強化する事を国民大衆に訴えているわけですね。 政府はこれを一応「抑止力だ」と説明しています。つまりこうした軍事的な圧力を強めれば、相手国はこれを怯えて、戦争行為、あるいはミサイル攻撃の様な暴挙を思い留まるとだろう、と考えているようです。

しかしこの先でもう少し頭を捻ると、もともと中国や北朝鮮に日本をミサイル攻撃するメリットがないとすれば、その動機がないとすれば、別にそんな大袈裟な抑止力や脅迫のようなパフォーマンスの演出が本当に必要なのかどうか、という疑問が生じることも確かです。 あなたはどの様にお考えですか?

 

 ◆2015年08月05日 12:34

tune21さん
>国際法違反となることを前提に日本の原発を狙うというのは、まともな国ならやるとは思えない。
>やれば国際的信用を大きく傷付けるからだ。

エーエー、私もそう思います。日本へのミサイル攻撃は空騒ぎだ、と思っております。 常識的にそれはありえない。私はそれはシュミレーションから外してもよいと思います。

しかし、一部の人達、例えば安倍首相とか安倍応援団のネトウヨくんらはそうは思っていないようです。
北朝鮮や中国やロシアなどの国は【まともな国】ではない。 普通のルール、国際法などを平気で踏みにじり、まともな対話ができず、何事も力ずくでことを運ぼうとする、いわば【ならずもの国家】なのであり、何をしでかすか分からない。ありとあらゆる凶悪な攻撃を想定しなければならない。それは紛れもなく、わが国に対する【重大かつ差し迫った脅威】なのである、と。

だから、新安保法制、集団的自衛権行使の容認、日米軍事同盟の一層の強化なのだ、と。 ・・・安保推進派の方々はこう口を揃えて仰っています。

先の山本太郎参議院議員の国会質問に対する安倍首相の答弁も、さすがに北朝鮮、中国やロシアを「ならずもの国家」と名指しは避けたものの、基本的な認識はこうしたものでした、 「力ずくの現状変更を許さない」とフレーズを安倍首相が盛んに使用するのも、こうした現状認識が根底にあるでしょう。 こうして、ものの見事に「まともな国家論」と「ならずもの国家論」の認識が鋭く対立することになりました。 (日清戦争の時にも、「野蛮な国と「文明の国」という対比がよくもちいられました。これは相手の国はまともに話の通じない国なので、鉄拳で分からせなければならない、というメッセージなのです。)

 

山本太郎:2015.8.19安保特①「今回の安保法案は、第3次アーミテージ・ナイ・レポートの完コピだ!」https://blogos.com/article/129189/

◆2015年08月20日 13:46

yahoo user d5addさん
>価値観がほぼ同じ人間、国同士なら、
>だいたい、似たような結論になっていくのは全くおかしいことではないし、仮に一方から忠告をうけたとして、参考にすることもなく否定するなら、それは反抗期の子供でしかない。
>冷静に判断し、己に利ありと思えば、誰の言ったことであろうと主体的に取り入れる。 それが、常識的で、あたりまえの反応だ。

d5addさんは他の場所のコメントで、朝鮮半島有事(戦争)の際に、自衛隊の派兵は、韓国政府が拒否するはずだから、自衛隊の派兵はありえないと言ってましたが(それは世界から「侵略」と見なされる、とも言ってましたね)、もしアメリカ政府が、集団的自衛権行使によるアメリカ軍支援の名目で、自衛隊の派兵を求めてきたら、どう回答しますか?

 

◆2015年08月20日 14:07

空飛ぶキツネさん
>そうですか、アメリカ人が作ったものをコピーするのは嫌なんですね。
>それなら憲法も変えちゃいましょうよw。

 日本国憲法は、別にアメリ憲法の「完コピ」じゃありませんけどね。 似ている部分もあるけど、相当違いますよ。そもそもアメリカの憲法が戦力放棄を唱っていたら、アメリカは今みたいな戦争国家になっていなかった事でしょう。
ネトウヨくんが言いたいことは、毒を食らわば皿までで、ついでに憲法アメリカの「完コピ」をやっちゃいましょう、という意見ですね。日本のウヨク勢力は、どこまで奴隷根性に染まったら気が済むんだよおーー、という話でつね。(笑

 

◆2015年08月20日 18:36

backhou21さん
>アーミテージ共和党で、今アメリカの政権握ってるのは民主党でしょ?

CSIS戦略国際問題研究所)の職員は、共和党からも、民主党からもお仕事を貰っているようです。

>命令って、どういう権限に基づいているんすかね?

やくざのお兄さんも、一般市民を脅す場合、特別な権限は持っていないのだけど、「断ったら痛い目に遭うかも知れない」という恐怖心を与え、「お願い」が自動的に「命令」のサインになるわけですね。 痛い目にあった事例としては、小沢民主党代表(当時)とか、鳩山首相とかの例がありますね。 日本の一部マスコミとか、自民党とか、霞ヶ関の官僚機構とかは、アメリカの権力機関の代理人みたいなものですから、アメリカの意向を受けて、やくざのお兄さん以上の活躍をします。(笑

 

◆2015年08月20日 21:08

yahoo user d5addさん
>一番の問題は、それが日本の存立危機にあたるかどうかだ。
>あたらねば、日本としては集団的自衛権行使はできない。
>従って、交戦目的での派兵は不可能となる。

これまでの話を総合すると、要するにd5addさんは、集団的自衛権行使に反対する野党や私の様な反対意見を、「反抗期の子供の主張だ」「なんでも反対ありきの主張だ」とこき下ろしているわけだけれども、そんじゃ、集団的自衛権行使に賛成するd5addさんが、集団的自衛権行使を必要とする具体的・実際的な事例を挙げて見て下さい、とこちらから質問すると、何かあやふやな回答しか返ってこない・・・というのがこれまでの話の経過だと思います。

普通の市民が、鉄砲を所持したいと望む時には、警察署の公安委員会に鉄砲の所持目的について届け出し、よほどきちんとした目的(主に職務上の目的)を示さない限り、公共秩序の安全上、許可されないのが普通です。どんな場面で使うか分からないが、とりあえず安心目的で鉄砲を所持したいと言っても、日本国内ではふつう通りません。
ところが、d5addさんの話に限らず、少なからぬ人達が、なんとなく気分的な(不安?)理由、あやふやな理由で、「集団的自衛権行使」という、非常に重大な暴力行使、武力行使に繋がる軍隊の海外行動の拡張を認めようとしているのです。
あまりに安易な判断だと思いませんか?
試みにd5addさんとは、朝鮮半島有事を一つの具体例の俎上に載せて議論しましたが、やはり予想通り通りに、集団的自衛権行使に関わるその目的を全く意味不明なものでした。

 >条件が少なすぎるからなんともいえないと思う。

これが議論の結論ですね。 普通の市民が鉄砲を所持して武装しなければならない「条件」がほとんど不明なのに、その武装を認めましょうというのは、絶対に”変な話だ”とは思いませんか?(笑

 

◆2015年08月21日 10:40

vT35+MtOJwさん
>いつかは袂を分かつ必要があるが、それには非常に高度な戦術と
>全国民のインテリジェンスと独立心を上げる必要がある。

まあ、「正論」や「WiLL」などのウヨク論壇誌に登場するお馴染みの、安倍応援団の「論客」の顔ぶれを眺めていると、そんな【インテリジェンス】があるとは夢にも思えませんなあ。(笑

最近は、「虎穴に入らずんば虎児を得ず」とかいうキャッチフレーズで、対米従属の奴隷政策の自己弁護論を苦し紛れにもっともらしく展開していますが、まあ同じ格言レベルで言えば、「ミイラ取りがミイラになる」のが関の山でしょう。
奴隷が奴隷で有ることの現実を客観的に冷厳に見る目がなくて、どうして奴隷から抜け出す賢明な方策など見出せるでしょうか?ミッドウェー作戦で大失敗をしながら、その事実を隠し通してどうしてその後の賢明な戦術的展開などあり得たでしょうか?

アメリカの悪党も、日本の悪党の魂胆などとうの昔に見抜いた上で、「お人好しのヤンキー」を装い騙されたフリをして、ウヨクを利用しているだけですよ。インテリジェンスは向こうの方が一枚も二枚も上手です。散々ぼろ雑巾のように使われて、後は用済みで始末されるだけです。

アメリカから独立する為の、私の「正規戦術」を言いますと、それはやはり徹底した「公開制」の確保と広汎な「民主主義」運動の発展です。自民党政権を潰して、民主連立政権をもう一度打ち立てる事です。アメリカの邪悪な政治家の影響を最大限に退け、アメリカのリベラル政治家との連帯を強化する事です。軍事部門での提携の拡大は、この中で最悪のオプションなのです。それは、上記したアメリカの邪悪な政治家の縄張りと資金源を強化するだけの結果となります。

(この稿終了)