yamamba’s diary

日朝国交正常化なくして、拉致問題の解決はなし

従軍慰安婦問題に関する日韓合意の評価

従軍慰安婦問題、日本は解決したと宣言する立場にない=韓国大統領へのコメント
https://blogos.com/article/280897/

◆2018年03月01日 15:46
私は、この文在寅大統領の演説を断乎支持します。
忘れっぽい日本人のネトウヨ君達は、もうお忘れでしょうか?
2015年12月にこの日韓合意が両国政府から発表された当時、BLOGOSのネトウヨ君の半分以上は、「日韓合意に反対のはずでしたよねえ? それもそのはず、日本政府の謝罪の中味は、あれほど右翼勢力が反対していた「河野談話」そのものだったからです。おまけに10億円。

それを今頃になって、『日韓合意を守れええー!!』だとか、逆の事を叫んでいる。
随分、変わり身が早いですねええ。(笑
その後の経緯で、慰安婦問題の口封じの為なら、10億円は安いと値踏みしたのかな? 余りに節操がないよねえ~~。 自分たちが当時どんな事を言っていたか、思い出したらここに書き出してみて下さいな。

ちなみに、当時の私の発言は以下の通りです。
http://blogos.com/forum/154884/response/1236286/

◆2016年01月22日 18:53

安倍晋三氏ら日本の右翼グループが、この20年近く、従軍慰安婦問題を無きものにしようと、悪足掻きの政治キャンペーンを展開してきたが(注)、逆に、国際社会・日本国内で従軍慰安婦問題の火の粉は燃え広がる一方で、とうとう彼らも逃げ場を失って、2015年12月、日韓合意で、安倍首相自らが従軍慰安婦問題の事実関係を認め、降参の白旗を掲げるに至った。

右翼の完膚無き敗北、惨めだよねえ~~\(^o^)/
河野談話レベルの事実関係を認めるなら、無駄な抵抗は止めて、2007年の第1次安倍内閣発足の時に素直に認めていればよかったんだよ。間抜けというしかない。

騒動を引き起こした張本人が、素知らぬ顔をして何の責任も取らず幕引きをするのは許されない。この間に、右翼がどれほど「日本人は嘘つき」という悪評を広めた事か。腹を切れとは言わないが、責任をとって、公職を潔く降りて貰いたい。
ネトウヨくんらも安倍内閣の無責任な裏切りを怒っているみたいだから、その怒りの点では、私も同意見だよ。(笑

(注)
安倍晋三氏は、1997年発足の「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」の時から、教科書の従軍慰安婦問題の記述を抹消する事を目指す右翼活動家の中心メンバーだった。

・2007年6月、『ワシントン・ポスト』誌への「THE FACT」なる日本の右翼グループの意見広告が載る。これで逆に、国際社会に従軍慰安婦問題追及の火の手が拡大する。

・2012年12月、第二次安倍内閣発足で、菅義偉官房長官が「河野談話の見直し」発表
これまた国内外で、従軍慰安婦問題が再燃、騒動に油を注ぐ。

 

 ◆2018年03月01日 15:51

>この慰安婦合意で、誰が負けたのかは、実はまだ判然としていない。

ま、私もこういう人権問題で、勝ち負けにそれほどこだわるつもりは無いのですが、「事実関係」はきちんと踏まえておかなければイケナイと思います。
日本の右翼グループが河野談話レベルの事実を認めるなら、彼らがこの間騒いでいたのは、何だったんだよ~~、というお話です。彼らは元慰安婦の方々の名誉を毀損したばかりでなく、日本人の名誉も毀損したんですよ。(実際、従軍慰安婦問題の先駆的な研究・資料収集をやったのは、ほとんどが吉見義明教授を始めとする日本人の研究者です。)

>この記事の吉見義明は、合意を破棄しろと韓国で言ってるし、韓国の過激団体は、屈辱的だと騒いでいる。

私は今回の日韓合意を支持します。しかし、これを問題の幕引きにしてはいけない。賠償問題はこれで終わりにするにしても、従軍慰安婦問題の様な残酷な歴史を繰り返さないように、広く国民に知られなければなりません。当然、資料の収集を続け、歴史教科書へもこれまで以上に詳細に記述されなければなりません。 (そもそも右翼の人達は、戦時における慰安婦制度は、日本だけでなく他の国にもあったと言っているのだから、その事実をきちんと資料を揃えて、国際的にプロパガンダすればよいでしょう。私が知る限りでは、日本軍の制度が一番ひどい事例だったと思いますけどね。)

繰り返します。
【これを問題の幕引きにしてはいけない。賠償問題はこれで終わりにするにしても、従軍慰安婦問題の様な残酷な歴史を繰り返さないように、広く国民に知られなければなりません。当然、資料の収集を続け、歴史教科書へも今まで以上に詳細に記述されなければなりません。】

 

◆2018年03月04日 14:02

vistapoint
>不幸な歴史は両国政府の合意によって解決された、と。

日韓の慰安婦問題に関する「不幸な歴史」の中には、日本政府が戦後50年近くも、公式な見解として日本軍朝鮮人慰安婦の存在を否認し続けてきた<歴史問題>が含まれます。 (安倍政権が河野談話を覆そうと無駄な時間を浪費した期間を入れると70年近くになります。)

朝鮮人慰安婦の被害者として名乗り出た金学順さんは次の様に述べています。

>1990年、日本政府が「慰安婦」を連れて歩いたのは民間業者だと言っているニュースを聞いて怒りがこみ上げてきました。なぜそんなウソを言うのか。それで「慰安婦」にされたと名乗り出る決心をして、1991年、日本政府を訴える裁判を起こしました。 >記憶を蘇えさせるのは本当につらいことですが事実は歴史に残さねばなりません。将来に絶対このような事があってはならないからです。

いまでも、日本国内のネット上では、慰安婦は民間業者が勝手に連れて歩いたのであって、日本軍が連れて歩いたのではない、つまり日本軍に直接的な責任はない、というような誤った認識が繰り返し語られています。

日本政府は、こういう国内の誤った世論を改める具体的な<措置>を何か講じたのでしょうか? 文科省は、公立学校の授業で、慰安婦問題とはなにかを学習する様に指導しているのでしょうか? 「解決済み」とい言いますが、それは<過去の不幸な歴史>はきれいさっぱり忘れましょう、という意味なのでしょうか?

 

◆2018年03月04日 14:07

先の「日韓合意」にはこう謳われています。

イ 日本政府は,これまでも本問題に真摯に取り組んできたところ,その経験に立って,今般,日本政府の予算により,全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を講じる。具体的には,韓国政府が,元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し,これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し,日韓両政府が協力し,全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復,心の傷の癒やしのための事業を行うこととする。

この短い声明の中で、強調されて二度も謳われている、【元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、この心の傷を癒すための事業】とは・・・単に<10億円の支援金を拠出するだけの措置>の意味だったのでしょうか?
金を払えば「問題は解決済み」、その「措置」で、被害者が救済され、被害者の方々の「名誉と尊厳が回復」し、「こころの傷は癒される」と簡単に考えたのでしょうか?
それなら余りにも日本政府(安倍政権)は、元慰安婦の方々の「こころ」を軽んじており、「問題は解決した」と強弁する事は、加害者の立場を忘れた傲慢不遜な態度で、被害者を愚弄するものだ、と言わざるを得ません。

 

◆2018年03月04日 21:44

豊国実
>横から恐縮ですが、従軍売春婦が、朝鮮人業者に親から売られて、日本軍相手に売春してた、日本軍による慰安婦狩り強制連行は嘘だったというのは、もう常識レベルの話ですが、

慰安婦の方々の証言が嘘だというなら、どうして安倍内閣総理大臣は,日韓合意の声明文で慰安婦として数多の苦痛を経験され,心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し,心からおわびと反省の気持ちを表明】などしたのでしょうか?
安倍首相の「心からおわびと反省の気持ち」というのは、口先だけで本心ではなかった、とあなたは言いたいのでしょうか?

 

>今回の合意は、そういう背景を元に、お互いもう問題にするのをやめようという話で、それを早々に破ったのは韓国側です。

被害を受けた当事者の人達の「合意」もなしに、政府が勝手に「問題の解決で合意しました」というのも変な話だとは思いませんか? (私は、この日韓合意を聞いた時に、朴槿恵政権の責任者が元慰安婦の人達に会って根回しをして、それなりの合意をまとめていたのかと思っていました。いやこれは朴政権の責任だけではなく、日本政府も事前にその事は確認を取る責任がありました。)

もう一度言いますけど、日韓合意の声明には、【全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を講じる】とあります。しかし日本政府はその後、なにをやったのでしょうか?
ただ財団に10億円のお金を振り込んだだけですよね。そして『問題は終わった、終わった』と叫び回っているだけです。 こうした日本政府の姿勢は実に慇懃無礼で、被害者の元慰安婦の人達が、「日本政府の反省と謝罪は口先の空文句だ」と受け止め、日韓合意に反対したのは当然のことと言わざるを得ません。


◆2018年03月05日 18:53

豊国実
>それは簡単です。 韓国への配慮です。言ってしまえば、日本という国家の隣国への慈悲です。

例えばの話ですけど、あなたが交通事故の被害者になって重傷を負い半年も入院する羽目になったとして、その事故を起こした加害者の人間が病院を訪ねてきて、いきなりあなたに900万円ほどの現金を差し出し、『これは私(加害者)からあなたに対する【慈悲】の証しなので、是非受け取って下さい』、とか言われたら、あなたは、素直に『ハイそうですか、それはどうも有り難うございます』とか言って、簡単に受け取るのでしょうかねえ??
普通の人なら、そんな怪しい、意味不明の現金の受け取りは拒否して、ちゃんとした名目の慰謝料や被害補償金を支払う様に要求するんじゃないですかねえ?? (しかも加害者側は、「慈悲だ」とか言っていながら、事故の件について今後一切口外しないとか、加害者への悪口は絶対に言わない事を約束しろ、などと厚かましい条件を付けているのです。(笑

>本来なら、とっくに戦争になっているナチスプロパガンダですが、それでも日本は(米国からの要請もあって)、最後のチャンスとして、合意をなしたのです。

あれ??日本の慈悲のこころは、実は米国からの要請だったのですか??

 

>もちろん、どうせ裏切るというのは想定済みですが、これを蹴るようだったらもうまともな相手としては認めない、扱わないという対応での合意です。

でも、今回話がまとまらずに、アメリカから、もう一度日本に「慈悲のこころ」を発揮する様に求められたら、日本政府はどうするんですかねえ?(笑


◆2018年03月05日 22:30

豊国実
>日韓基本条約で、それは韓国政府のバトン済みです。 >今回の10億は、さらにオネダリ乞食おかわりですが、これらは、ちゃんと韓国政府から正式に受取るのが筋です。

日韓基本条約締結に伴って支払われたお金は、あくまで韓国政府への<経済協力金>であって、韓国国民への賠償金ではありませんでした。(この時日本政府は初めて韓国を独立国として認めたので、「独立祝い金」とも言われていました。)

次の文書はご存知でしょうね?
「日韓請求権並びに経済協力協定」 http://worldjpn.grips.ac.jp/documents/texts/JPKR/19650622.T9J.html
この文書には、

> 前記の供与及び貸付けは、大韓民国の経済の発展に役立つものでなければならない。

と書いてあり、どこにも、「韓国国民の請求権補償に使われなければならない」とは書かれていません。
実際に、このお金(無償3億ドル、有償2億ドル)は、植民地時代に被害を受けた韓国国民(旧日本国民)の補償金としてはほとんど使われず、韓国の大手企業の復興資金に使われました。
そんな事は日本側の知ったことじゃない、というのがあなたの話の筋でしょうが、根拠不明なお金を相手に渡しても、必ずしも有り難がられ、感謝されると限らないこと位は、大人の普通の常識として(まして一国の政府なら)理解しておくべきでしょう。


◆2018年03月05日 22:45 

豊国実
>韓国は国際法の遵法精神を守るべき段階に入っているということです。 >国際法を守るのは、日本が明治時代に通った道ですが、韓国だってそのうち一人前の独立国家になるのには、どうしても必要な過程ですので、自力で乗り越えなくてはいけません。

まあ、せいぜい外務省トップのレベルの声明文ですからねえ、<国際法>を持ち出すほどの大袈裟な話ではないでしょう。政府間合意を覆した事が国際法違反というなら、TPPやパリ協定を破棄したアメリカ政府は国際法破りの常連さんになりますね。日本政府がそれでアメリカ政府に一度でも強い抗議をした事はあったのでしょうか?
自分の国が欧米諸国に奴隷の様に屈従した歴史があるからと言って、他の国も真似をしなさいというのはちょっと情けない根性ですね。

>ちなみに、従軍売春婦は、被害者ではありません。

被害者でもない人に勝手に謝罪して、勝手にお金を差し出して、相手側から受取りを拒否されたからと言って怒り狂う(逆恨み)のであれば、日本政府(安倍政権)はよほど一貫して<的外れ>の事をやっているのでしょうねえ。(笑

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