yamamba’s diary

日朝国交正常化なくして、拉致問題の解決はなし

あっと驚くサンモニの『田中秀征の乱』評

>サンデ―モーニングで『田中秀征の乱』勃発?日韓関係を黒板の前で語った青木理氏の”講義”に真正面から反論、そして…

togetter.com サンモニであっても、保守系の人が出演し反対意見を言って特に悪い事はないが、田中秀征氏の様な立派な見識をお持ちの方が、「(韓国とは)とても付き合えない」とか、「ここん所はビシッと!」とか・・【ネトウヨレベル】の低俗な感情論を喋って貰っては困る。高齢者のネトウヨが喜んでまた口真似を始めるぞ。(笑

相手国の政権(体制)が変われば、国同士で約束されていた事が覆される事もある。トランプ政権になってアメリカの公約がどれほど反故にされたか、田中秀征氏ほどの政治経験者であればそんな国際的常識を知らないはずがない。しかし最近は、韓国とか、北朝鮮とか、中国とかの話になると途端に大人の常識を忘れる傾向の人達がいる。

 しかも今回の徴用工問題では、韓国の政権が従来の日韓条約の解釈を覆したわけでは無い。
田中秀征氏が言っている「盧武鉉政権は05年に日韓条約での解決済みを認めている」とかの事実関係はその通りだが、その判断を覆したのは文在寅政権ではなく、韓国の最高裁判所です。

田中氏は裁判所の決定を政府の力で覆せと要求しているのでしょうか?
米国では、しばしば日本企業の商品欠陥などを巡る裁判で、ほとんど理不尽とも言える程の巨額な賠償金の支払命令が出される事がある。では、日本政府は直接大統領府に掛け合って、賠償請求をチャラにするとか、金額をまけさせるとか云う「政治交渉」をやるのでしょうか?

 結論を言えば、サンモニにおける青木理氏の解説は実に理路整然として立派。それに比べて田中秀征氏のコメントは全くお粗末に尽きる。
「約束を守らない国とはとても付き合えない」と・・
これでは、安倍晋三首相やネトウヨらが言っている幼稚な論理(あるいは単なる感情論)と一緒じゃないですか?
それじゃ、しばしば約束を守らないアメリカとの付き合いも断ると、エラソーに言ってみたらどうでしょうか?(笑

午後10:32 ・ 2019年11月13日・Twitter Web App

 (基本的にTwitterでの私のツイート文の転載ですが、140文字制限で割愛した形容詞など若干舌足らずの分を補足しています。)