yamamba’s diary

日朝国交正常化なくして、拉致問題の解決はなし

【拉致事件を本音で語れ!偽善排除】 2ちゃんねる論争2003-2006年

「逆拉致」はこうして行われた

2ちゃんねる「ニュース議論板」【拉致事件を本音で語れ! 偽善排除 9】 
◆432 :やまんば :03/09/27 16:05 id:pzpgxix/
結局、9・17平壌宣言が国交正常化交渉に進展する事を阻んだのはアメリカのブッシュ政権です。(安保晋三は、ただ彼らの手先をやったに過ぎません。)

私は、9・17会談の直後からこの内容が「アメリカ戦略」と矛盾している事に気づいて、必ずアメリカの横やりが入ると見ていました。
(この会談当初は、むしろ反対にアメリカの圧力に北朝鮮が折れて拉致問題への解決に乗り出したのだ、という噂話が主流だった。)
この辺の経緯は、岩波新書薬師寺克行「外務省」に詳しく書かれています。
もち論、この2ちゃんには朝日新聞記者の書いた事など信じられるか、というおヒトの意見が大勢でしょうから、別に信じて貰わなくも結構です(^^;;

ただ、私の意見をもう一つ付け加えると、当初アメリカのブッシュ政権は、イラク戦争準備の問題に関心が集中していて、北朝鮮問題をないがしろにしていた、ないしは余り刺激しないで大人しくしていて貰おうという思惑も絡んでいた様に思える。

しかし9・17日朝会談の内容を検討して、それが余りに北朝鮮ペースものと解釈したブッシュ政権ネオコン派が慌てて、核開発疑惑のニュースをリークするなどして、問題に介入してきたものと思われる。

日本政府が拉致被害者5人の一時帰国を永住帰国に切り換え、山下清氏のいう「再拉致」「逆拉致」を実行したのが、その時期(10月中旬)にぴったり一致するのは、もち論、全然偶然ではないのである。(その「逆拉致」のアイディアを考えたのは、安倍晋三かもしれないが、それは所詮アメリカ外交の手のひらの上で踊った売国外交の延長線上の話に過ぎない。)

◆ 221 :やまんば :03/10/10 10:44 id:d6Cp8UD/
>>196、山下氏今日は。
> けれども、俺は、アホぼん晋三や小泉がそこまで理解したうえで
>再拉致をやったとはとても思えないのです。彼等は相当なノータリンだよ。

そうそう、小泉と外務省は点数稼ぎに目が眩み、国民的人気取りの政治的パフォーマンスで、ホイホイ平壌に飛んだに過ぎない。安倍晋三もただそれに付いていっただけ。

その「日朝国交正常化」という極めて困難な戦後処理の問題を解決するには、ウヨク反動勢力の激しい抵抗とアメリカ戦略との整合性を十分に踏まえた上での、重大な政治的決断が必要なのにそんな用意はまるでなかった。

本来なら、そんな安易な外交をやったという事で、小泉政権は責任が追及され、倒閣運動にすら発展しかねなかった。
しかし、小泉はブッシュへの忠誠心が認められてアメリカから許され、国民からは「5人の日本人拉致被害者」を奪還した「愛国的行為」だけはかろうじて評価された(^^;;

(というよりも正確には、国民の多くは、日朝交渉の真実など何も知らされず、ウヨクマスコミの反北朝鮮・反金正日キャンペーンにただ踊らされているだけ。)

安倍晋三の人気の秘密

◆ 222 :やまんば :03/10/10 10:51 id:d6Cp8UD/
>>219 @氏今日は。
>しかし、この大無能の安倍ボンが何でコンナに人気が有るヤロね!!(w

5人の拉致被害者の「奪還」は本来、田中均の手柄だった訳だよね。
その手柄を安倍晋三が<横取り>した。

彼はもともと日朝国交正常化交渉に大反対で、9・17日朝首脳会談の時にも
官房副長官として訪朝するのを嫌がっていた。
結局、拉致議連の代表として日本政府が「安易な妥協をしない」為のいわば監
視役として送り込まれたに過ぎない。
だが、その「安易な妥協」(平壌宣言)の結果があって、拉致被害の実体の一
部が公表され、5人の拉致被害者の一時帰国と相成った。
ところがどこまでも卑怯な安倍晋三は、自分だけが「安易な妥協に反対だっ
た」様な顔を作って、帰国後、強硬派に「再変身」し、国交正常化交渉を
ぶち壊す為に、一時帰国者5人の「逆拉致」に走った。
(この背後には、独自の日朝交渉を阻止したいアメリカの指示と支援があった)

こうして田中均が「国賊」になり、果断な強腰外交を演出した安倍晋三が愛国
の英雄として、いつの間にか自民党の幹事長まで登り詰めた。

 日本政府の姿勢への懐疑論

https://news2.5ch.net/test/read.cgi/news2/1073649928/22

◆22 :やまんば :04/01/10 20:45 id:XeY/y03v
>懐疑論もここまで行くと、お見事としかいうほか無い。・・・・唖然。

しかし残念ながら、私の「懐疑論」はこれまでも余り大外れした事はないんだよ。
北朝鮮当局が従来から、拉致被害者家族の要求である子供達の日本側への引き渡
しを別段拒んで来た訳ではないという事情は、クソウヨ諸君の根拠のない非難に
反駁して私が何度もこれまで指摘してきた事実関係だ。
山下清氏も同様の指摘をしている。)
それは北朝鮮が特別人道的国家だからではなく、日朝首脳会談の成果から拉致被
害者を日本に送り返すという決定を行った以上、子供達を彼らから引き離し北朝
鮮にそのまま残す特別な政治的理由は無かったからである。

北朝鮮側が言っている事は、協定破りで信義違反の日本政府のやり口であって、
その限りでは問題の打開は、日本政府側が謝罪し、一旦5人の親達を北朝鮮に送
り返すという簡単な手続きで済む話であったのである。
(日本政府がそうしなかったのは、もち論、安倍晋三拉致議連等のウヨク強硬
派が日朝国交正常化交渉の成果をぶち壊す目的で意図的に事を荒立てようとした
為である。)

それを拉致議連の先生達が今更のごとく、子供達の送還に関する北朝鮮側の見解
を、あたかも北朝鮮側の新しい譲歩案であるかの様に宣伝し、自分達の手柄話に
つなげようというのは、手前味噌の話しであり、眉唾ものの話でしかないと云う
事である。
結局、拉致議連の先生達は、拉致問題の膠着化という自らが招いた結果を家族の
会に釈明する為、あたかも自分達の「圧力路線」が北朝鮮側の一方的譲歩を引き
出したのだ、という様な話しを創作したかったのである。つまり毎度お馴染みの
見え透いた政治的プロパガンダのお話に過ぎないのである。

パロディ「安倍晋三の政治主張」

http://mimizun.com/log/2ch/news2/1103529630/910

◆ 910 名前:朝まで名無しさん 投稿日:05/01/18 15:23:25 ID:BOmyowmN
お前等2ちゃんに巣くう厨房ども、安倍先生へのクソ中傷をヤメレ。
安倍先生の愛国にかける熱情と公正中立な政治主張が分からんのか?
バカタレども、これを↓嫁!!

<安倍晋三の政治主張>(H17.1.17)

北朝鮮の人間はみな工作員(スパイ)です。
その工作員に接触した日本人はみな騙されて北朝鮮の工作員(スパイ)になります。
それ故、朝日の加藤も工作員(スパイ)になりました。
外務省の田中均は言うまでもありません。爆弾で脅されて当たり前です。
小泉首相も、日朝首脳会談で金正日と話をしたので、きっと北朝鮮の工作員になった
のでしょう。しつこく「日朝国交正常化」にこだわるのがその証拠です。
僕ちゃん(安倍)は、最初の日朝会談に陪席していたけれども、 用心して一人だけ
無菌室にいたので、北朝鮮の工作員になることをまぬがれました。(苦笑)

NHKの長井もスパイです。私を落とし込めようと生意気に内部告発をやりました。
朝日新聞は全社挙げてスパイの巣窟です。
日本の外務省をはじめ、北朝鮮に柔軟な態度をとろうとうする政府の職員にも用心し
なければなりません。彼らは北朝鮮に懐柔されたスパイの可能性があります。

日本はスパイ天国です。これから国の方針を改め、かってのソ連や東ドイツ、いまの
北朝鮮の様に 国民の間にスパイ密告網を張り巡らさなければなりません。
愛国者とは、あなたの隣に隠れ住むスパイの住民を発見し、速やかに警察に通報する
国民のことです。黙って見逃す国民は、自動的に売国奴になります。
まずその手始めに、売国奴・スパイの一大巣窟・朝日新聞社を解体しなくてはなりま
せん。
さあ街宣車の用意はいいかな?それでは築地に向け進軍開始、Let's go!!(^_^)/~

 

日本の右翼勢力に拉致問題解決の意思は無し

http://mimizun.com/log/2ch/news2/1103529630/934

◆ 934 名前:やまんば 投稿日:05/01/19 11:22:22 ID:nHREBKK1
だからはじめから日本側における「拉致問題解決」の落とし所が不明確なので、事態の膠着が打開できる見通しは全くつかない。国内の右翼勢力もそれを良いことに、経済制裁等の強硬 路線をエスカレートさせ、日朝交渉のルートそのものを断ち切る為に奔走している。
彼ら右翼勢力の目的は、拉致問題の解決とは別の所にあるのであるから、その活動も当然である。

少なくとも、次の3点に関しては明白に北朝鮮側の譲歩・「誠意の表明」と解釈する事が出来る。
①02年9・11日朝首脳会談で、金正日が拉致の犯罪事件を認め、謝罪した。
②02年10月に拉致被害者の内生存者5人の日本帰国が実施された。
③04年5月小泉再訪朝で、北朝鮮側に留め置かれた8人の家族が日本に引き渡された。

しかしながら、日本側からの譲歩・「誠意の表明」は、
①02年9・11平壌宣言で過去の植民地支配を謝罪し、日朝国交回復実現に向け努力する旨を表明した。
②04年5月小泉再訪朝で、5人の家族引渡しとのバーターで食糧支援の実施と日朝国交回復への日本政府側の強い決意を改めて表明した。
・・の2点に留まっている。
この内、日朝国交正常化への日本政府の強い決意は、それが具体的な施策で裏付けられない限り、 単なる空文句、あるいは空手形とも解釈されるだろう。

こうした中で、北朝鮮側はこれ以上の譲歩を重ねる事は、むしろ右翼勢力を勢いづかせるだけの結果にしか 繋がらない、後は総て日本政府の態度如何、との判断に傾いたとしてもこれはやむを得ない事態である。
それは、家族会、救う会、拉致議連らの活動が導いた必然的な結果でもある。
彼らは「北朝鮮政府は、最初から100%嘘つきで、誠意の欠片もなく、柔軟な話し合いによる解決は不可能、あるのは経済制裁等の圧力路線あるのみ」という姿勢で一貫している。
しかしそうなら、「100%嘘つきで誠意の欠片もない」相手に、今後更なる誠意ある回答を期待する事は 自己矛盾と言わざるを得ないだろう。